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ちょっとした昔話

地域の教育力を高めるには『大所高所から』と『自分の子供から』の方向との『2方向』があることを話題にして、そのことが生んだ『ちょっとした昔話』があることを示唆した

山村留学は今の義務教育制度・学校教育法をちょっと斜め読みして成立している。
法律は児童生徒に教育が義務であることを示しているのではなく、その保護者の方に子供の教育を義務づけているのだから、当然保護者の住所地を管理する地方自治体にそれを取り仕切ることをゆだねている。
ちょっと斜め読みして、児童生徒だけに住所があるものの面倒をみるのが山村留学だ。
出発そのものに「まーまー」の部分がある位だから、山村留学に明確な制度としての規定がない。
だから何でも山村留学と言えることは美麻wikiにも書いてある。

昭和が平成になろうとしていた頃のこと。
相当あやしい団体(個人の性格が強かった!)が村(教育委員会)に山村留学だと言って売り込んで来て、児童生徒数が減っていることに神経をとがらせていた教育委員会は、無批判にそれに飛びついた。

その組織は東京都内の電柱に「不登校児来たれ!」「肥満児来たれ!」「地元教育委員会は歓迎している」と言うチラシをはった。

村の子供の親は相当びっくりしたし、とても不安だった。

当時村役場の職員だがPTA会員でもあったtakeyamaは、総会の席でそんなことを話題にして批判し、総会だったから村議会議員を含む村の関係者が大勢来賓として来ていたのだが、会員に対して「みんな注意しよう!大勢来賓はいるが、身内に児童や生徒がいるものはいない!」と発言した。
そんな『山村留学まがいのもの』の導入に、PTA側には何の話もなく進めようとしていた姿勢を批判したものだ。

いたく自尊心を傷けられた議員がいて、村長に報告があったようで、翌日村長室に呼び出された。
『村の職員が村の政策に逆らうとは何事だ!』と叱責されたから、『児童生徒の関係者抜きの政策決定はおかしい!』『職員でも村民としての意見はあっていいはずだ!』と論争した。

任命権者たる村長は『厳重注意処分』にするとtakeyamaに告げた。
もちろん単に口頭だけ。
公務員の懲戒処分は『戒告処分』が最低であり、その下の『厳重注意は正式な処分ではない』のだが、第3者には『処分した!』と報告できる。
処分された(?)当のtakeyamaにとっては、正式なものではないのだから『処分はされていない』ということになる。
だから『処分されたわけではないが、そんなことを言われたことを聞いたことだけ』にして、総会の発言を取り消すことはなく、叱責されたことを詫びず、反省することもなく部屋を出た。
議会などの席では『処分したことを報告したはず』だが、その後のtakeyamaの『履歴書には賞罰ゼロ』が続いている。

これだけで終われば何のことはないのだが、皮肉なことだがその後教育委員会に職場が変わって児童生徒の減少対策に携わることになる。
その一環で、議会から『山村留学に取り組むべきだとの意見』が強くなった。

このとき、件の事件を大いに参考にした。
『山留まがいのもの』を排除するために、当時隣村で20年くらい続いている『育てる会』の山村留学に限定し、児童生徒の保護者もPTAも入った教育問題懇談会に導入の是非を諮問した。
総会の事件を村長に報告した議員が懇談会の会長、takeyamaが事務局と言う組み合わせはある意味傑作だった。

不安もたくさん語られたのだが、都会の子供はオタマジャクシを見ても感動して対処する。そんなことが今の村が当たり前だと思っている地元の子供が地域を見直すきっかけになるはず、だという当時の校長先生の言葉がきっかけになって、受け入れの方向になり、『一方に子供が少なくて困る親がいて、他方に豊かな自然の中で子供に生活させたい親がいる』のだから困難なことはあっても『育てる会の山村留学を受け入れるべきだ。』と言うことになった。

相当心血を注いだから、諮問に対する答申の骨子は今でも覚えている。
これが地域の山村留学の始まり。

今また、山村留学に対する議論が必要になった気がする。
良い意味でなく『際限なく都会化した地域の子供たち』にとって『ちょっとがまんする山留生の存在』は重要だ(と思う)。
当時は『何と言っても数合わせの側面』が多かったのだが、今は何でも自己完結を目指す『山村留学生の生き様』の方が大事な気がする。

今更こんなことを書くこともないのだが、あの(?)さんに『父さんは、はじめは反対だったのだが、今は推進する立場にいる(からすごい)』と言うようなことを言われた。
だからはっきりしたほうがいいと思った。
『育てる会の山村留学に反対したことはない』し、どこぞの大臣のように発言が揺れたのではないのだ。
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comments

そんな事が…

壮絶と言うには大袈裟かもしれませんが、ちょっと驚きです。

俺を山留に容れる時も母さんが周りにとんでもないと思われたのは「育てる会ではないまがい物」があったからなんですね。「てんとう虫」に対し「てんとう虫もどき」がいる感じ(かな?)。

沢山「納得」してきた俺もこれ以上山留に要求する事はないかもしれませんが、最近は『育てる会』のコピーが沢山あるみたいですね。
父さんにゃあ関係ないかもしれませんがあれどう思いますか?

よろしくない意味で『際限なく都会化した地域の子供達』日本の名産がどこでも食べれる様にそれほど人間関係まで統一化しつつあります、境が薄れているのでしょうか?これから百年の国境が無くなって来ている時代ですからね。現に何処の国の音楽だって聞けるし、何処の国の料理も食える(美味い)。

「神様」は俺達人間に何を求めてるんだ?
最近の悩みですかねぇ?

おわり

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