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悩んでいる少年たち

昨日農家に来て、3月1日にセンターに入れば、今年の山留の農家の役割は終わり。
今の時期、少年たちも、その親たちも、来年も続けるか、実家の方に帰って生活するかを悩む時。

農家を含む受け入れする関係者は、『山村留学を自分で選択してきたというプロセス』を『絶対の条件』にする。
何かマイナスの事件があった時に『大きなばね』になるから。

だから、年端の行かない少年たちが『自分で決めろ』と言われて、大いに悩む。

takeyamaの関係した少年少女は14年間で50人ほどになるのだが、多くの彼らが『継続か修園か』で悩んだことをちょっと紹介してみたい。
みんなの参考になるのだから、自分のことを書かれても怒らないでほしい。

収穫祭に個人研究テーマの決定が遅れて、アケビや栗がなくなってしまってから、山の秋の実の研究を発表して、そのことを農家の父さんに指摘されて、『みんなの前で冷やかされた』と頭にきた少年がいた。
『父さんに仇打ちする、リベンジする』と山留を継続することを決めた。

家庭の環境が、誰が見ても親元を離れざるを得ない状況を自覚していた少年は、極めて淡々と中学3年まで山留を続け、周りに悩みを見せることはなかった。
受け入れの関係者すべての気持ちをくみ取るすべを磨いた(身についた?)から、そのすべてに愛された。、少年たち同士ではつかず離れず過干渉にはならなかったが、それが彼の生きる力だったかもしれない。

中学2年生にして『将来は教師になる目的』をもって、その際の一種の『ステータスに山村留学を利用』したかった少年がいた。
だから、積極的に濃密な一年を過ごして、中学2年を終了し、3年生時には自宅にかえって程度の高い高校に入ることにしていたのだが、『いいとこ取りでtakeyamaの修了証は出ないな、苦労が足りない』『高校は入ることより、入ってからが大事だ。高校の程度にこだわることはない』と説いたのだが、結局最後は3年まで続けた。
まじめと一生懸命を丸めたような少年で、がんばることに照れがなかったから『平気で頑張った、ある意味貴重な少年』だったから、美麻の中学に相当のプラス効果があった。
この頃のみんながそれを食いつぶしていないか?が心配。

修園の集いには、これで『山留は終わりの組』にいて、その後の会食会で親の『続けてもいいんだよ!』の言葉を聞いて驚喜乱舞して泣きながら継続を決めて少年もいた。
親の事情を配慮して、心ならずも修園を決めたらしい。相当ドラマチックな展開だった。
そんなことがあるからなのか、相当親子の仲がいいのが山留の特徴。

3学期、センターに入るために親元を出る際に涙を見せて、『今年1年で終わって帰ってくる』と夫婦で話しあったという少年が、雪に感激して、雪に夢中で遊んで、ついに次年度の児童会長選挙に出馬して親の方が『口あんぐり状態』になってしまったことがあった。
もちろん選択は継続。子供はいつでも脱皮する。

修園の集いで『まだ遊び足りないから残る』と宣言した少年がいた。彼の目的は遊ぶことだったのだ。
『目的のない者は山留を続けてはいけない』などと言う、大人の都合の発言にビビることはない。
遊ぶことも今は山留の重大な要素だ。
遊ぶことやいらずらのない子供の方が怖い、と思う農家の父さん。

地元で登校できずに山留を選んだ少女がいた。こっちでは一日も休まずに登校出来たのだが1年で帰ることにしたことに周囲は相当心配した。
中2の相当な美形だが、木登りをして、農家の父さんの『ごつい長靴』をはいて登校した。
帰ることの決断は『山留を逃げるのではなく、親もとの生活への自信が芽生えたから』だと分析したのは、農家の父さんだけだったかもしれない。
こっそり最後の会食会に確かめたのだが、読みが違ってはいなかった。

自分では残りたかったのだが、親が高校と将来のことを心配して中学2年で修園した少年がいた。
農家の父さんとしては、『中学3年は親元で次の高校のことを考えた方がいいと思う』から、大概3年は帰りな!と言う。
でも残りたかった少年は、その後ちょっとスランプになり、回復に手間取った。去年の夏回復した状態を見て一安心したのだが。

山留生は全部自分で決めるのだが、その決断には親の気持ちが相当影響していることにも気が付いている。
家庭の事情や親の事情を子供は気が付いている。
『おまえはよく決めたなー』と言うtakeyamaに『親の気持ちが判るもん!そんなもんだよ父さん(この場合は農家の)』といったのには鼻の奥が『つーン』とした
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comments

No title

いろんなドラマがありますね。

子供たちには、良い意味で「反逆の精神」があってほしいなと
思ったりします。

握ったハンドルも がちがちな感じで・・
ハンドルに遊びがないというか・・・・・

投げかけられた言葉を100%飲み込まず
一歩引いて考える心のゆとりがあったら
それなりの答えが出るかな~と思うんですけどね~

微妙なお年頃? なのか性格なのか、、、

でも今回の行事で 
「親の事情を汲んで帰る」という子が確かにいて
一方で「反抗したい」と言いながら心に納めてる・・
その子なりの優しさにちょっと切なくなりました。。。

熊少年は??

何にでも興味がある熊の解体立会い少年は来年度もつづくかな??

レア!酔っ払いコメント

ごめんなさい。

まともに書いてみます。

もしかしたら素面よりまともかも(笑)

大の苦手な空気を読みながらは難しいかもしれませんがコメントします。ごめんなさい。

中二の時は父さんが考えるよりずっと残る事を悩んでました。(かもしれない)

実は死んだ爺ちゃんから「残らなくていい」って言われた事もあります。

ただそこで考えたのは「向こうの中学でどうなる?うまくいくのか?」残りました。(笑)
学園生と楽しく話せるのは友達見たいに熱くて冷めて欲しくないものを持っている。
あいつら大好きだ中学の時の俺より民舞や「鬼剣舞」上手い奴が居る。
充実している日常は。
「悩む」事は「判断」「実力」を束縛してます。

実は今の子実力者勢揃いやわぁ~。ただ今の子「考える」のが苦手みたいですね。きっと。
あ~、訳わかんねぇ。
終わりです

以上

ごめんなさい本当に…。

熊少年

は何でも自分だけで決める。腹痛での病院でも、自分で医者と協議して入院を決めた。

天星さん
大人の言うことだけでなくて『言ってはいないのだが言いたいこと』を感じてくれたらいいと思うのですが・・・

道人は、ちょっと飲んでいるくらいの方が、分かりやすくて人の心に入りやすい文章になる。失礼かな」?


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通称「かっちゃ」
山留生は「農家の父さん」
トラクターは退職金で買った。
年金で肥料を買うが、職業は農業(のつもり)。

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