FC2ブログ

麻のサミットがあったのだが・・・

ちょっと『むかむか』しながら書いている。
『地区の文化祭』と銘打った催しが行われ、今回のいわば目玉として『信州麻サミット』があったらしい。
今日の朝日新聞に相当大きく載った。

以前からの惰性で『文化祭』とは言っているのだが、祭りのスタイルが文化から離れて『道の駅やぽかぽかランドの活性化など(もちろん地域もだろうが)』の意図がミエミエでどうもピンと来なかったしちょうど身内の法事と重なったのを幸い?に距離を置いた。
麻かき

そこで今日の新聞記事だが、このブログの読者には年齢的にいないと思うし、地域には朝日新聞の読者は多くないから『大きな話題にならない』かもしれないが、人生の最盛期に麻かきに携わった経験がある方は愕然としていると思う。
記事の紹介の仕方はルール違反かな?

『麻のサミットの体験コーナー』で記事には『日本一の品質の麻を生産した美麻』の記述もある。

記事はかなり好意的だが、肝心の『麻かきのスタイル』が間違っている。

麻の皮から『一番外側のゴミの部分を除く作業の写真』だが、麻かきの板に対して座る方向が90度間違っている。したがって麻かき包丁の角度も違う。
疑問がある方は一度『新行の麻の館の展示』をごらんいただきたい。
『最盛期の姿』を『ほぼ忠実に再現』しているから、納得できるはずだ。

包丁の角度が鋭角だと『残すべき真の皮』きれいな部分が『ずたずた』になってしまって、記事にあるような『日本一の麻は出来ない』はずだ。

『板に180度の方向』に座れば『状態に応じた角度の変更をし難い』ことは明らか。
工場生産の製品では無いから麻の棒一本ごとの状況が違うばかりでなく、麻の根元付近と葉に近い部分でも状況が違う。
状況によって『微妙に包丁の角度を変えた』のだが、子供でもその見事さに見とれたものだ。

『体験』と言う一言だが、変な作業風景を『もっともらしく地域の文化』などといっても困る。
麻を育て、収穫して、乾燥して、冬に麻釜で煮て、雪にさらした後、皮をはぎ、外皮をかいて真の皮だけにして、乾燥して、出荷するのは『大方の農家の主産業』だったから文字通り『土着の文化』でそう昔の話でもない。

むちゃくちゃな作業を体験した(させられた)者が、変な自己満足をしてもらっても困る。

そんなことだから、記事も当然間違っていて、『麻(お)はぎ』と言うのは『皮全体を本体からはずす』ことで、池に浸したものを男性が行い、『皮の外側のゴミ皮を除く』ことは『麻かき(おかき)』といって女性の仕事。どの農家も作業が一番やりやすい場所にその作業所(場所)があって、そこを『おかき場』といった。

日中はもちろんだが、夜間に行われることが多かったから『そこでの男女交流』も珍しくなかったことはおまけ。

美麻のそれこそ土着の文化が簡単にゆがめられては困る。

近頃は新聞に載ったりテレビに取り上げられたりすると成功したと有頂天になる傾向があるがついでに注意した方がいい。

美麻の関係者も大勢いたはずだが『会場で指摘した者は無かった』のかなー?
スポンサーサイト



comments

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

今日の岳山
今年の目標、復活再生を、雪の下で待つ『わかたの棚田』,11:2:2
11;2わかたの棚田  23年新春 自宅2階から山小屋風 1月3日朝 山小屋?  夕焼け(22;10:29)庭から鹿島槍を 夕焼け 鹿島夕日
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別ログ
農作業の開放
案内画面をクリックすると拡大します。
募集 古代米
連絡先
メールが届きます。

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
カウンター
管理人プロフィール

takeyamanokaze

Author:takeyamanokaze
まだまだ、3年生には!
どっちが引っ張る?

地蜂ほり
山留生を相手に地蜂をほる。

2年田起こし
GWは棚田の季節


通称「かっちゃ」
山留生は「農家の父さん」
トラクターは退職金で買った。
年金で肥料を買うが、職業は農業(のつもり)。

最近の記事
今までの記事
タイトルと書出しを表示。
全タイトルを表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング
ランキングに参加しました

FC2Blog Ranking

ブログ内検索
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
QRコード
QR
RSSフィード