逆立ちが!

学校の運動会に今年も『組体操』があることが判った。

「逆立ちができるか?」と聞いたら、平気で「できない!」と言ったのが2人。

最近はどうもそれが『珍しいことでは無い』様で、運動会の本番ではあらかじめ『うずくまって』目立たないようにふるまっている子供が結構の人数にのぼった。
2〜3年前までは『出来なくて』何度も『やり直し』て、『出来ないことが目立った』子供が多かったのだが、『マイナスのことに配慮する姿勢』が学校では顕著になった。

農家の父さんとしては「馬鹿野郎!そんなことが出来ないはずがない!出来ないことは恥ずかしいことだと思え!」となる。
実際、小学校の高学年や中学生になっても『自分の体を自分でコントロールできない子供』が多くなった。

どうも『鉄棒は危険』だから学校に見当たらなくなって、したがって『懸垂』も無い。
木登りは『もちろん出来ない』のだが、『ぶる下がったまま、体のほうはどうにも動かない山留生』を見る機会も増えた。

10年ほど前、「運動会で逆立ちが出来なかった者には夕食抜き!」をくらわしたことがあって、件の中学生が必死になって練習し、当日は親が本気で応援し、『成功(本当は相手がちょっと持ち上げてくれたのだが)』の瞬間、「これで夕飯になった」と『狂喜乱舞』したことを目にしたことがあったから、今回も『それを踏襲』した。

なかなか『燃えなくて』困ったのだが、運動会の前夜辺りになって、ようやく「父さん、見てみて!」となった。
本人が『その気』になれさえすれば『そんなに大変なことではない』
4人も仲間がいれば練習相手には事欠かないし、当日の朝も庭で練習して出かけた。

1人は『大丈夫』だと思ったが、1人は依然『怪しい』相手をあまり信頼できないようで「変えてもらおうかな?」とまで言い出した。

さて本番、マー、相手が持ち上げてもくれたのだが、とにかく『格好はついた』から『良かった!』
本人もあまり有頂天にならずに『持ち上げてもらったことを自覚』しているから、『人間としての進化のきっかけになったら良い』(大げさかな?)と思った『農家の父さん』です。

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Author:takeyamanokaze
地蜂ほり
通称「かっちゃ」
山留生の「農家の父さん」
トラクターは退職金で買った。
年金で肥料を買うが、職業は農業(のつもり)。

山留生を相手に地蜂をほる。

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