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「いわし」が苦手な子供達

やまなみ通信に載った指導員の文章がおもしろかったので転載します。

○澤○○りさんです。



私の「子どもとイワシの戦い」は4月に入った頃から始まりました。「築地から仕入れてくるイワシの丸干しを新鮮なうちに」と食卓に出すと、なんて不評なこと。子ども達は口々に不満を訴えます。確かに頭から食べるというのは、子どもにとって困難なことで、大人だって、嫌いな人もいます。でも、栄養はあるし、とても美味しいと思うので、ぜひ、子ども達には「美味しく食べてもらいたいなー」と思っているのですが、出せば出すほど嫌いに。「どうしたらイワシが好きになるのだろうか」、「せめてみんなが不満を言わない様にするにはどうしたらいいのか」、私の課題となりました。

「イワシの丸干しだから嫌なんじゃない?フライにしちゃえば?」と友人は言います。「蒲焼やフライにしたら美味しく食べられるのではないかな?」とも考えました。しかし、「本当にそれでいいのだろうか?」。理事長は「本物の味を山留生には食べてもらいたい。そして、本物の美味しさを知ってもらいたい」と、よく話しています。どうしたらそれができるのでしょうか?
今回の「箱膳体験」でその答えが少し分かったような気がしました。
箱膳では、麦飯に大根の味噌汁、イワシの丸干しに青菜のゴマ和え、里芋の煮物とたくあんといったメニューで、前日の誕生日&クリスマス会のメニューとは極端に違う素食でした。そんな体験の感想を聞くと、まず「ご飯がいつもより美味しかった。」という言葉が出ました。みんなに作文を書いてもらうと、イワシに対しての不満はもちろん多かったのですが、その中でも「いつもの料理に比べてシンプルでよかった。たまには、こういう食事もいいと思う。」「何でも食べたい物が毎日食べられるわけじゃないんだなぁと思いました。」「いつも以上に食事を楽しみ、たくさん食べることが出来ました。」「いわしでも全然大丈夫だった。」と書いてあり、とても嬉しかったのです。そして、いつも不満を言っているひとりの子どもが、ボソッと「今日のイワシなんか美味しいね。」と言ったのです。

普段、「美味しいと言ってもらいたくて」、献立も子ども達が好きそうな物を考えてしまいます。ハンバーグにスパゲッティ、カレー、グラタンといった、味付けの濃い、素材その物の味というより、その料理の味といったものです。そんな中、こういった素食体験をしてみて、子ども達の味覚にも普段とは違った刺激を与えたのだと感じました。味付けの濃いおかずではなかった為に、ご飯本来の美味しさを知ることができたということ。質素な食事の中で、イワシの本来の味がわかったということ。今回の体験で、イワシ嫌いの子ども達に伝えていかなくてはいけないことは、こういうことなのかなということを感じました。



以下はtakeyamaが、『センターの食事が最近充実していて、農家はその分大変です。かっては「農家の食事が楽しい!」くらいは言った子供達だったのですが。』
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