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起訴イコール有罪ではない

前に検察審査会の決定による起訴は従来の『起訴の概念』とは違うことを検察審査会による起訴のブログで話題にしたことがある。

その『趣旨を判ってくれた?らしい』朝日新聞の社説が出た。
昨日話題にした。
社説はこちら(10月15日)だが、いずれweb上からはなくなってしまうから全文をアップしておく。

検察審査会―無用の疑念防ぐ工夫を
 小沢一郎氏に対する強制起訴の議決を受けて、民主党内などから検察審査会の審査のあり方や制度そのものに対する疑問や批判が出ている。

 無作為に選ばれた市民でつくる審査会が「起訴すべきだ」と2度続けて判断した場合、強制的に起訴となる。この制度は、国民の司法参加を進める方策として昨年5月に始まった。

 これについて、朝日新聞は次のような主張や提案をしてきた。

 ▽検察の起訴のありようを市民の立場からチェックする意義は大きい。

 ▽一方で、議決の理由を見ると、結論に至る過程がわかりにくいものや、感情が先走り気味の記述もある。審査会には、権限の重さを踏まえた判断と説明責任が求められる。補助する弁護士や事務局の力量向上が必要だ。

 ▽社会も「起訴イコール有罪」という見方を改める必要がある――。

 こうした立場に変わりはない。

 「専門家である検察の判断を素人がひっくり返すのはおかしい」という声が今回も聞かれる。だが、専門家の判断が、主権者である国民の良識や感覚に照らしてうなずけるかどうかを点検するのが制度の目的だ。「素人は危うい」との考えを突き詰めれば、民主主義の否定になりかねない。

 一方で、審査会側の対応に問題がないわけではない。

 小沢氏の例では、議決日が民主党の代表選当日、議決書の公表はその約3週間後だったため、様々な憶測を呼んだ。関係者によると、日にちが重なったのは偶然で、議決書の作成と確認に一定の時間がかかったという。

 こうしたことは事務局がきちんと説明するべきではないか。審査の回数、日時など外形的事実も隠す必要はないはずだ。任期終了後、本人が同意すれば審査員が会見し、評議の秘密に触れぬ範囲で感想を語る機会を設けることなども、今後の検討課題だろう。

 審査の中身に対する批判には、議決の内容を充実させることで応えるしかないし、判断の当否は公開の法廷で争われる。そうした核心部分とは違う、事務運営などをめぐる疑念には、事務局の人事や予算を担当する裁判所が対応して解消に努めるのが筋だ。

 立法段階で見送られたものの、この1年余の経験を踏まえて考えるべき点もある。例えば、強制起訴の議決をする際には、起訴を申し立てられている側に意見を述べる機会を与えるようにしてはどうか。審査の公正を担保し、制度への理解も進むだろう。

 検察官にかわって起訴手続きをとる弁護士や補助弁護士の推薦にあたる各地の弁護士会にも、適切な人選と候補者の育成を求めたい。

 せっかく生み出した制度だ。改革の針を逆戻りさせず、育てるための議論を深めなければならない。


 『社説』と言うのは単なる記事ではなく、社を代表する意見だから大マスコミ朝日新聞の社としての取材姿勢でなければならない。
 この『社説』については評価するべきことがある。
でも過去の記事の姿勢や特に社説との齟齬を説明してもらわなくてはいけない。

10月5日付の社説は次のとおりだった。
もうwebにはアップされていないので『某ブログから拝借』した。

『小沢氏起訴へ―自ら議員辞職の決断を 
小沢一郎・元民主党代表は今こそ、自ら議員辞職を決断すべきである。

 小沢氏の資金管理団体の土地取引事件で、東京第五検察審査会は、小沢氏を政治資金規正法違反の罪で起訴すべきだと議決した。

 この20年近く、常に政治変動の中心にいた小沢氏は、近い将来、検察官役を務める弁護士によって起訴され、法廷で有罪・無罪を争うことになる。

 審査会は議決の要旨で、秘書に任せており一切かかわっていないとする小沢氏の説明について、「到底信用することができない」と述べた。

 疑惑発覚後、世の中の疑問に正面から答えようとせず、知らぬ存ぜぬで正面突破しようとした小沢氏の思惑は、まさに「世の中」の代表である審査員によって退けられたといえよう。

 今回の議決は、検察が不起訴とした事件について国民は裁判所の判断を仰ぐ「権利」があると書くなど、制度の趣旨に照らして首をかしげる部分も見受けられる。だが、検察官から起訴に踏み切る際の基準について説明を受けたうえで、その基準に照らしても不起訴処分はうなずけないと結論づけた。その判断を重く受け止めたい。

 いったんは検察が不起訴とした事件であり、公判がどのように推移するかは予断を許さない。

 小沢氏は先月の民主党代表選の際、強制起訴されても「離党したり、(議員)辞職したりする必要はない」と語った。確かに有罪が確定しない限り、「推定無罪」の原則が働く。

 しかし、そのことと、政治的な責任とはまったく別問題である。

 小沢氏は党幹事長だった6月、当時の鳩山由紀夫首相とともに、政治とカネの問題の責任を取り「ダブル辞任」した。刑事責任の有無は別にして、「クリーンな政治を取り戻す」(鳩山氏)ためには、それが避けられないという判断だったはずである。

 わずか3カ月後に代表選に出馬し、民意の厳しい批判にさらされたのは、政治責任に対する小沢氏のいい加減な姿勢が問われたからにほかならない。

 小沢氏が今回、けじめをつけなければ、政権交代に「新しい政治」を期待した有権者を再び裏切ることになる。

 離党したとしても「数の力」で党外から影響力をふるうなら同じことだ。

 小沢氏の師、田中角栄元首相はロッキード事件で逮捕され離党した後も、「闇将軍」として大きな権力をふるった。師の轍(てつ)を踏んではならない。

 小沢氏は政治改革の主唱者の一人でありつつ、「古い政治」の典型的な体現者でもあるという二面性を持つ。ただ、民主党を鍛え、政権交代を実現させた功労者であることは間違いない。

 であればこそ、その業績の歴史的意義をこれ以上損なわないためにも、ここは身を引くべきである。』


社説を読んで、検察審査会起訴の狙い、議決の内容が『裁判で白黒をつけるべきだ!』と言う部分を読み飛ばして、従来の思い込みから来る『ずいぶん感情的な社説だなー』と思った。

だが、こんな姿勢を『今後転換するのであれば歓迎』だ。

しかしその姿勢は胡散臭い。それは今回の社説のこの一節
『・・・主張や提案をしてきた。・・・こうした立場に変わりはない。』10日前の社説と今回の社説が同じ立場だとするとこの言論機関の論調はなんだ!
何のことだかが判らない。
ちょっと格好は悪いが、過ちを改めるのは恥ずかしいことではない。
思い切って過去の姿勢を反省し、『社説は誤りだった!』と発言しないと、この新聞の信頼は回復しない。

新聞は『中学2年生レベルの学力、感性』で作るべきだと聞いたことがある。

『説明責任!』といつも言う以上、わかりやすくしっかり説明してほしい。
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【ニュースの読み方】尖閣・ODA、主張しない日本外交[桜H22/10/13]
http://www.youtube.com/watch?v=vGvw-HZX2Lg

尖閣事件を巡っては、中国側の一方的な侵略行為を受け、日本側の大失態もあって国威を­著しく損なった。その後もレアアースの輸出制限や、海保を悪者にした宣伝戦が継続され­ており、日本としては相応の対抗措置を実施して然るべきであるが、しかし驚くべき事に­、対抗措置を検討するどころか、未だに巨額のODAを中国に供与しているのが実態であ­る。もはや去勢されたといっても過言ではない日本外交について論評していきます。

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