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山留の勲章

7~8年前のこと

4月に村に入って、5月にならないうちにもう『ウルシにかぶれた少年』がいた。
といっても、はじめからそうだと判ったのではなく、本人は『とんでもない病気になってしまった』と思ったようだ。

相当かゆいし、湿疹はでる。
おそらく経験したことのない体調だったはずだ。

こっちも彼らの行動の状況は判らないから、いろいろ観察したり、いろいろ聞いたり(問診?)、ほっつき歩いたところにウルシの木があるかも調べた。

ちょうど芽吹き前で一番かぶれやすい時期だが、通学路からちょっと入った山にあるのが判った。
まだ葉っぱがないから気がつきにくい。

『ウルシかぶれの症状』は個人差がとても大きい。
同じことをしても全然かぶれない者もいる。
仲間の中では1人だけだが、経験則上ウルシかぶれに違いないことが判った。

これも経験則上だが、有効な治療手段はない。
かゆみを止める『塗り薬を塗ってもよくなるわけではない』し、刺激するから余計に大ごとになる。

GWには親が訪れるからセンターに入る。
あまり大ごとではないから、我慢して『触るなよ!薬など塗ってはいけないよ!』と送りだしたのだが、4~5日経って、親子そろっての農家訪問には『大きくはれ上がった真っ赤な顔』で現れた。

大勢の『山留生の父母がそろう』のだが、中には必ず医療の関係者がいる。
それらの者は『医薬品への依存が強い』から、マー『大体大騒ぎ』になる。
『ほっておいた方が大ごとにならない』と、素人の農家の父さんなどが言っても、そんなわけにはいかない。

壮大に塗り薬を塗るのだが、人間はマー絶対に患部の中心、一番かぶれている部分に最初に塗って周囲に広げる。
だから結果的に『かぶれる部分を拡大』して、しかも『一生懸命刺激をする』のだから『かぶれもひどく』なる。

なんともない所に薬を置いて、中心に向かって薬を塗るようなことは、ほぼ絶対にしない。
takeyamaもウルシには弱かったから、その辺のことはよく承知している。
だから『薬は塗るなよ!、触るなよ!』だったのだが、現代人?に、それは信用されなかった。

こんな『湿疹を、何も処置しないなんてとんでもない!』というわけ。

結局『人災で被害を拡大した』のだが、本人が相当落ち込んでいたから『ウルシかぶれは山留の勲章だ!』と気合を入れたら、件の少年はずいぶん元気が出た。

ウルシは道路上にはないのだから、山に入って活躍したことのいわば証明だから、その結果の勲章のようなものだと言うわけ。

ずいぶん元気が出たからよかったのだが、以後あちこち傷を作っても『これ勲章?』とのたまうのには困った。

もちろん『そんなもの単なる不注意だ!』と一傑していたのだが、以来人生に『妙な自信を持って』しまって、今はオーストラリアでカンガルーと暮らしているとか・・・
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