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市民農園の運営

農園全体のことではなく管理センターのことなのだが・・・

市民農園は、村の活性化策の一環として、定住人口増加を見込めない中で、都市住民の田舎志向や農業志向に応える形で『村の元気を取り戻す施策』と位置づけられてきた(と言われてきた?)

だからと思うのだが、村の時代には村役場の事務(業務)の相当の部分を占めてきた。
農園全体の運営はもちろん直営で、沢山の居住スペースの人気があり、空き待ちの状態にもなり、『管理センターの運営』は『嘱託だが村の職員』が行ってきた。

詳しいいきさつは判らないのだが、合併後は『当時の嘱託職員が管理を委託』されていたらしい。

管理を委託され、材料などの経費は市が支出し、収入もすべて市のものになる。
皮肉な話だが、『施設がにぎわって収入が増えると管理者の負担が増えるだけ』だからモチベーションが上がることにはならない(はずだ)。

もともと市民農園での農業は『農地法の例外規定での農業?』だから難しい問題が多かったし、一般的な市民が小さなスペースを耕して楽しむ農園と違って、『居住スペースを持つ市民農園』と言う大きな特徴をもつ施設で、それら『利用者の便宜を図るための管理センターの運営』だから、費用対効果の面では難しいことも多かったはずだ。

管理者は『相当のポリシーを持って運営』して、農園利用者と住民の交流も成果を上げ始めて来たようなのだが、管理委託と言う手法からか、管理に対する意欲を失って『今年度で管理を止めたい意向』だそうだ。

『初期投資が終わってさてこれから』と言う時に合併したから、市にとってはおいしい施設のはずだが、いまの市は経費節減にしか興味がない(ようだ)。

役場がなくなって、ずいぶん地域や支所の仕事も少なくなったのだから、支所の仕事を増やし職員の数を維持する視点もあってしかるべきだが、そういった考えはないようで『管理を受託してくれないか?』と地域づくり会議に打診があったとのことで、夕べ地域づくり会議のメンバーに説明会が行われたから出席した。

役員の方から説明はあったのだが、すでに『やるつもりの役員』と『様子見の役員』がいる感じ。

地域づくり会議の会員は、それぞれ『地域の維持や振興の意欲は一緒』だが、『その手段については千差万別』で自分の趣味を地域づくりに生かしたいもの、スポーツの振興が地域づくりに重要だと思うものも含まれている。

今回の提案は、それらをひとからげにして突き進む話だから、会員の中からは『管理センターの運営をして地域おこしを楽しみたいメンバーを作るべき』だというような意見があったし、それらが『地域づくり会議に参加する形』が、『目的も手段も違う雑多な人間が加入している地域づくり委員会の姿勢』だと思うのだが『相当前かがみの姿勢の者』もいたからどうなるのかなー

行政機関が管理する施設(行政財産)は、住民に必要なものだとしてつくったのが建前だから、もともとは市が運営するのが普通なのだが、得手不得手の問題があるから『管理の一部を他に委託すること』はできてもその『運営を一括行政機関以外のものに委託できない』のが法律の解釈。
『管理はともかく、運営まで委託するべきではない』と言うのが法律。

『官から民への流れ』の中で、この頃の法律改正で管理者を市が指定する(指定管理者)制度ができた。管理の委託と違って、2~3年継続して経営できる。
麻の館やぽかぽかランドに取り入れられた。

今回の支所の提案は『管理の委託(仕様書から)』だから、管理センターの運営全般を委託されるわけではないのに『それだけの予算があれば運営できる(赤字にはならない)』と言ったり、『運営のメリット(黒字になる)』がまことしやかに語られたり、『将来の指定管理に有利』だという認識を示したりしていた。
市は『運営委託』はしないのだが、あたかも管理センターを『経営する』ような論調は気になる。
『指定管理の際は別だよ!』と冷静に分析した出席者がいたが、今の市の業務は契約担当課で各種の契約を一括して行っているはずで、『業務を受託したい』ために『不安に目をつぶってはいけない(と思う)』

13日には『臨時総会を開いて決する方針』を役員からは示されたが・・・

山留の関係者はよく宿泊に利用するらしいのだが、『大変だから宿泊業務はやめる』選択肢は『設置条例上はできない』から安心していい(と思う)。
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今日の岳山
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